伯母子岳 - てんちょ’sＤｉａｒｙ

ちょっとした所用もあって新宮行き。先日のツールド熊野の余韻もあって前夜からバイクを積んで
準備も万端。４時すぎに起床して出かけますが、例のごとくパラパラと雨。　新宮行きがらみで
バイクライドを目論むとまず雨です(T_T)。“道の駅おくとろ”から千枚田〜札立峠を走ってみようと
いつものように南阪奈を橿原へ向けて走りかけましたが雨で思い直して「周参見へイノブタ丼を
食べに行くか〜」とすぐに降りて（￥５０損こいた・・・）Ｕターン。外環を南下、河内長野から橋本へ
抜け九度山から高野山、高野龍神スカイラインへ・・・。龍神から虎が峰を越え田辺からＲ４２号の
ルートです。

雨がふったりやんだり、平日の高野龍神スカイラインは他に走る車もなく貸切状態。「こりゃ〜やっぱり
自転車ではきついなぁ〜」等と思いつつ、のんびりと車を走らせ護摩壇山スカイタワー駐車場に到着。
人気のない駐車場、風が強くて夏装束の自分達は寒くておしっこちびりそうです。　道中、ここで
バイクを下ろして龍神温泉へ向けてダウンヒル、旧料金所の辺りからヒルクライムしてもエエな〜
なんて考えていましたが、小雨降る１０℃を下回る気温に半袖ジャージ＋レーパンでいきなり坂を
下ったら間違いなく風邪引くやろうとこの案は却下。　

自販は動いていたので、ホット缶コーヒーを飲みつつ風にあおられブルブル揺れる車内でぼんやり。
スカイタワーの手前に十津川方面への標識があったのを思い出し地図を見ると、奥千丈林道ロング
スカイラインダートとある。　標識がでてるくらいやからダートと言ってもそれ程凶悪ではないやろと
ちょっと様子を見に行くことに・・・。自分のセレナ号はシャコタンなんで悪路の無理は利きません。

道幅１〜１．５車線、ガードレール皆無でしくじったら軽く２００ｍ位落ちそうですがきれいな舗装路。
どうも地図が古かったようです。きれいな舗装路とは言え落石がコロコロしてたりするので林道は林道
慎重に車を走らせます。　スカイラインから７ｋｍ？位入ったところで「伯母子道」の道標を発見！。

伯母子道入口。車一台分のスペースがありました

トレランのシューズを積んできていたのでカッパを着込んでスタート。　ひんやり冷たい空気が
心地よいです。　道は基本的に良く、走れる所は走ります。例のごとくお噛みは軽快、自分は・・・(>_<)。

急登、急下り、ガレガレのところもありますが、概ね稜線伝いの落葉広葉樹林の中を走ります

牛首山にて・・・ハアハアぜいぜい

山の向こうに山、その向こうに山・・・ホント山深いです

ところどころ明るく開けます。正面に見えるのが伯母子岳？

頂上直下は急登です

頂上は木々が切り開かれて明るいですが雲の中で視界はなし。そういや玉置山の時もこんな
お天気やったなぁ・・・^_^;

やった〜〜〜頂上の標柱にデン！

伯母子岳１３４４ｍ

熊野古道小辺路、伯母子峠の山小屋まで足を伸ばしました。山頂からは急な下りです
帰りは当然急な登り・・・(>_<)）

立派な山小屋ときれいなトイレがありました

熊出没注意

熊！？(^○^)

山小屋にはノートが・・・

見るとイタリア人の２人組みの書き込みが・・・「英語」ですが・・・日付けは昨日です。　内容は・・・
「５月６日に日本について横浜を皮切りに箱根・・（東海道の街々が列記）・・伊勢路、熊野三山を経て
ここに来ました。これから高野山、奈良、京都へ２週間で行きます・・・」とあります。最後に
「この素晴らしい国が私達は大好きです。日本の人々の親切に深く感謝します！」　とありました。
まだ日本も捨てたもんやないんやなぁと思いました。　自分達も日時と名前を記しておきました。

さて戻るかと頂上へ登り返し。　鈴の音と共に一人のトレッカーとすれ違い。熊には遭遇しませんでしたが
鹿には３回遭遇。　しん・・・としたなか、ガサガサっと音がするとビビリます。　さすがに足にきて
キツくてせいぜい早足程度のジョグ。下りでは膝がっ！(>_<)。

ユピテルのＧＰＳマップによりますと距離１４．１ｋｍ，２時間４８分（休憩込み）でした。
ホントきつかった〜〜〜足パン膝ガクです^_^;。

またしてもバイクは積んだまま・・・