ヤブコギ・・・?

昨日は新宮到着後ひと仕事、夕食に“とんぼしび”などご馳走になりたんぱく質補給、早めに就寝。
早起きしてみますが、雨降ってるヤン・・・(T_T)。2度寝かましてゆっくり起床。 お義母さんと
お噛みは午前中所用でお出かけ。自分の出番?は午後から。午前中いっぱいはフリータイム(^^ゞ。


8時を過ぎ雨も上がって薄日が差し始めたので 「今のウチにひとっ走り行くか!」と出撃。バイクは
エディメルクスEMX−5号+R−SYS。 足パンなんで平坦基調がええかとコースは国道168号と
平行して走る三重県道740号“川端街道”を本宮方面へと決め。 この道、熊野川を挟んで168号の
対岸の道ですが、実は今まで一度も走ったことなし・・・。プチ探検サイクリングです。


まずは新宮の街中を通過、熊野川大橋を三重県側へ渡り川沿いに遡っていきます。 神倉神社のある
“千穂が峰”の裏側を眺めつつ、くねくねと小さなRのカーブと小刻みなアップダウンを繰り返し
道は伸びます。 交通量は対岸の国道とは比べるべくもありません。ただ、極少ないですがたまに来る
車は道に慣れた「じもP〜」、道が狭いのにやたらハイスピードです。ブラインドカーブの向こうから
突然対向車がっ!!!キープレフトは必須です。


気持ちよく流します・・・。

こんな感じの道です

キャンプ場があって川端街道(川の熊野古道)の説明板が設置されていました


上流に遡るにつれ道は狭くなり断崖沿いの苔むした林道様の道に・・・。小刻みなアップダウンが
足に堪えます。高低差がわずか5mでも50mの距離で登れば10%勾配・・・。これが意外にしんどい。 
三和大橋まで新宮の街からざっと20km、道幅が狭く特に上流方は苔に落石でアベレージは上がり
ませんが、ゆっくり走るには味わい深い道です。 このまま橋を渡って帰るにはちと早いしふと見た
標識に『布引の滝 10km』とある。ちょうどエエかと標識に従って布引の滝方面へ・・・。


曲がり角には・・・

ツールド熊野の名残・・・


楊枝川沿いの県道780号は比較的広く車も皆無状態。

路面も良好、非常に気持ちよく走れます・・・


6kmほど進んだところで県道780号とお別れ、布引の滝へは直進です

左折してそのまま県道を進むと国道311号板屋へ。丸山千枚田の登り口方面です。


残り3.8kmの分岐点から本格的に登り。走り初めから酸っぱいモモちゃんは思うように動きません。
ポラールCS400を勾配モードに切り替えて見ながら登ります。5%?〜7%?なのにやたらと重い。
あぁ・・・また増量したか?^_^;。 ☆%勾配で☆回転ならスプロケは☆Tってな基準みたいなモンが
自分の中にあるんですが、やたら重くて足が回りません。「あかん、トレランがきいとるわ(T_T)」と
泣きながらジリジリ登ります・・・

はるか下に道が・・・一気に高度を稼ぎます・・・


あんまりキツいし目を凝らしてよ〜〜くメーターを見ると、さっきの5〜7の数字の単位は °(度)。
5〜7度=10%〜12%勾配・・・^_^;。ギア間違えてるし・・・どうりで重いはずです・・・。
くそっ!老眼が進んどる・・・^_^;。


やっとの思いで『日本の滝100選』にも選ばれている『布引の滝』へ登りつく。ラスト2kmほど
10%超の連続勾配。あ〜きつかった・・・。

3段になって流れ落ちています。女性的な柔らかい感じの滝です。


デブリー94kgの自分が“ヒルクライム”等したもんで雨がサ〜と降ってきて「こりゃイカん」と
帰路へ。 急勾配の下りは慎重に慎重に、三和大橋を渡って国道168号を新宮へ・・・。国道まで
下ると雨の「あ」の字もなく快適に巡航・・・。

らいおん看板、新宮の街まであと少しです


新越路トンネルが見えてきてもうすぐ。 ふと、以前、国道168号をつらつら調べていて実は千穂が峰を
貫く「越路トンネル」は『3本』あるってな記事を見た事を思い出し・・・
最新トンネルへのアプローチの橋の手前を右折、民家の軒先をかすめるように狭い道を登っていくと
すぐにダートに・・・をいをいちょっと、EMX−5にR−SYSやで。タイヤはスリックの23Cやで^_^;


すでに道は廃道、草ボウボウですし路面は石礫がゴロゴロしててガラガラですが、案外と登れるもんです。

登るにつれてさらに道は道でなくなり・・・!!!
クリートにドロが詰まるのが嫌なので無理やりバイクに乗ってゴリゴリ行きます・・・^_^;


難儀しながら前進すると土砂崩れで道がっ!!!をいをい、スピードプレイやで歩くん難儀やがな・・・。

斜面が崩れて土砂やら倒木やらが折り重なり・・・ふ〜〜。


7〜8mですが、足元があしもとだけに苦戦、やっとの思いで走破!。かなり前ですが国道42号の
旧矢ノ川峠の熊野側をMTBで登った時のこと思い出しました。あの峠、熊野側はすでに廃道で途中
落橋、小さい沢を渡るのにバイクを向こう側へ放り投げて越えたものです・・・。その地点から上部は
あの頃でも山に還りつつありましたが、今はホントに山に還ってるのかなぁと・・・。


土砂崩れ地点から上はさらに凶悪。でもEMX−5は走ります。「このおっさん、ホンマに〜っ」て
思ってるに違いありません。 足下に新道を見下ろしつつ登るとトンネル!。ごく短いのでこれは
ガードレールのない崖っぷちから見下ろす景色からしても越路トンネルではないな〜とさらに前進。
「おい!こら!エエかげんにせいって!」とはEMX−5(^^ゞ(よいこの皆さんは真似しないでね)。

やった!。トンネル内は当然照明もなく真っ暗、漏水がたまって大きな水溜りがいっぱい。
バシャバシャいわしながら通過。 新宮の街を見下ろし未舗装のガタガタ道を下ります。


新宮側は上部まで畑があって農道として機能しているようで、舗装はされていませんが道でした(^^ゞ。
どうにかロードバイクでも通り抜け出来ましたがお奨めは出来ません(当たり前!(^^ゞ)。
ってか、真似しないで下さいね。どうなっても知りませんよ〜。


お昼前に帰着、都合70km。シャワーして補給へGO!。ターゲットは「肉のたなか」さんのランチへ・・・

ビーフカレー でっかいサラダボウルがついて¥630

牛丼 ¥720 うつわがでっかくてボリューム満点です
紀和牛を肥育する牧場直営の焼肉屋さんのランチサービスです。お噛みと違うものをたのんで
わけっこです。 カレーはお肉の旨味と野菜の甘味たっぷりの甘口カレー。いわゆるスパイスの香りの
立ったカレーではありませんが美味い!。牛丼の方には生卵がついていて、それを“かっからか〜”して
流し入れ頂きます。チェーンの某牛丼と違いまったくお肉だけで玉ねぎなし。濃味のお肉に生卵が良くマッチ
ご飯は某大盛以上にありそうですが、その量を感じさせません。美味い!。


お安くガッツリ補給、昼からの肉体労働?に臨みました(^^ゞ。 帰りは例のごとく21時発で
夜半過ぎに帰阪。 ハードでした・・・。